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どうする定年後の収入?増えるシニア起業家

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シニア起業

高齢化のなか延びる平均寿命とシニア世代の起業

我が国の総人口のうち、65歳以上の高齢者人口は3,459万人(平成28年10月の資料)となり、総人口に占める割合=高齢化率は27.3%となっています。

高齢化率

1950年には総人口5%
1970年には 〃 7%
1994年には 〃 14%

と上昇を続けてきて、今後2042年まで上昇を続けると推計されています。

2015年の資料から平均寿命をみると

男性=80.75年
女性=86.99年

となっていて、今後も延び続け2065年には

男性=84.95年
女性=91.35年

と見込まれています。

そんな時代に突入している今、定年後も働き続ける人が増えているといいます。

そういえば、最近の60歳の人をみても、まだまだ元気で若々しい人が多くなっているように思えますね。

そんな元気なシニア層の定年後の働き方としては、今まで働いてきた会社や関係会社で働いたり、まったく他の会社で嘱託やパート・アルバイトで働くケースが多いと思います。

一方、自分で起業して一国一城の主になるという人が増えてきているそうです。

今まで働いてきたスキルを活かして自分の会社を立ち上げるという志のある方から、今さら人の下について働くくらいなら、いっそ自分で商売を始めるという人まで、シニア世代の起業への動機はそれぞれです。

増えるシニア世代の起業の現状

シニア世代で起業した人の中で、今までの仕事のスキルを活かした事業をおこした人は、約半数の47.3%でやはり今までの経験を活かした事業で起業したシニアが多いようです。

逆にまったく未経験の分野で起業した人の割合は、22.6%。想像以上に多いシニアが新しい仕事にチャレンジしているのは意外ですね。

業種をみてみると、

医療・福祉・・・・・22.1%
サービス業・・・・・17.9%
飲食・宿泊業・・・・14.7%

の順になっています。

では、これらの事業の開業時の費用はどのくらいかかっているのでしょうか?

その平均は、605万円で、250万円未満が41.9%、1000万円以上が23.7%だそうです。

多くのシニア起業家の場合、その開業資金は退職金を充てているケースが多いのですが、中には新たに開業資金を借り入れするケースもあるようです。

日本政策金融公庫では、低利の融資制度「女性、若者・シニア起業家支援資金」というのがあり、シニア世代の起業への積極的な取り組みを行っています。

シニア企業のメリットとリスク

シニア世代の起業では、やはり今までの経験を活かした事業が多く、特に特別なスキルを要する仕事を持っている人にとっては、やりやすいのかも知れません。

今までの仕事のつきあいの中から、独立してからも仕事を依頼してくれる企業などがあればなおさらです。

ただ、自己資金でスタートできれば良いのですが、新たに借り入れをしてまで起業する場合はリスクが高いといえるでしょう。

ビジネスでのつきあいというのは、いつどうなるかわかりません。仕事をまわしてくれると約束していたとしても、相手の状況いかんによっては、突然打ち切りとなることも多々あります。

ましてやまったく新しい分野でのチャレンジとなると、よほどのやる気と自信、売り上げの見込みなど綿密な事業計画がないと難しい挑戦となります。

しかも、新たに借り入れを行うとなると、いくら低金利で借りたとしても数年間は借金の返済を強いられます。シニア世代にとって、この歳からの多額の借り入れとなると想像以上に厳しいものです。

若いときと違って、健康面でも細心の注意をはらっていかなくてはなりません。自分が病気でたおれたり、怪我をしたりする可能性もありますから。

前述した日本政策金融公庫の商品や、シニア世代への融資を行う金融機関はいくつかありますが、理想は自己資金での開業です。新たに多額の借り入れをするのはリスクが高すぎるでしょう。

シニア世代の働き方・起業への提言

定年後の仕事は、事業を興すのも、パートやアルバイトするのにもまず第一に考えたいのが、自身の身体の事だと思います。

年齢を認めるのは抵抗がありますが、もう若くはありません。少々の無理が利いた若い頃と違って、無理はなかなかできません。

新たに事業を始めるには、どんな仕事につこうとも肉体的にも精神的にもきつい時が必ずあります。それを克服するためにも、常日頃から健康面でのチェックを怠ってはいけません。

また、定年まで会社に属して仕事をしていたときに比べ、自分が事業を起こし一国一城の主になって大きく変わるのが、すべての事を自分で把握し対処しなければなりません。

つまり、営業から経理まで全て目を通さないといけません。

特にお金に関することに、想像以上に時間を取られることになるでしょう。もちろん、それ以外の時間もすべて仕事の事を考えることとなります。特に起業後、事業が軌道に乗るまでは1年365日ずっと仕事に費やすつもりでないといけないでしょう。

なかでもお金に関することに使う時間は、サラリーマンをしていたときとは雲泥の差です。一ヶ月のうち数日間は、請求や支払いなどお金の事のみに費やすと頭にいれておきましょう。

最後に、シニア世代の仕事や起業への提言としてまとめると・・・

○借り入れはできるだけ避け、自己資金の範囲で事を起こす。
○自分一人でできる仕事が理想。最初から人を雇うのはリスクが高い。
○健康に気をつける。仕事を休めばその分収入減に直結します。

というところでしょうか。

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