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商品写真はネットショップの一番の顔です!
ここでは、不用品でもオークションで落札される商品写真の撮影のコツを教えましょう。
最近では、一眼レフのカメラでなく、携帯のカメラでも解像度の高いキレイな写真を撮ることができるようになりました。
今まで、旅行のスナップ写真しか撮ったことがない人でも、キレイな画質の写真をいとも簡単に撮ることができます。
オークションでもネットショップで使う写真も同じですが、こちらは商品を販売するための写真でスナップショットのような気持ちで撮影していては、なかなか売れるようになりません。
カメラもいいし、普段通りに撮ってるのに・・・と頭を抱えるショップオーナー初心者は案外多いのです。
商品写真はネットショップやオークションの「顔」です。
いくら商品の質が良くても1枚の写真で売れる売れないに大きな影響を与えます。
リアルな店舗でいうと、ホコリをかぶった商品が売れるはずがありません。お店の従業員は商品を良く見せるために、常に気を配っています。
その点はネットでも全く同じ。いかに売れる商品として訪問者に訴求できるか最も重要な要素が写真なのです。
販売するための商品写真は、普段の写真撮影とは別物です。
その最も大きな違いは、写真の撮り方です。
ここでは、写真の素人でも商品をキレイに、そして売れる写真を撮るためのポイントをお話します。
オークションで売れる商品写真を撮影するための4つのポイント
たまに商品を無造作において、記念写真のように普通のアングルで撮影した写真でオークションに出品されている方を見ますが、それではなかなか落札されません。
商品写真はリアルな店舗に並ぶ商品と同じです。しっかりお客様にアピールできる写真を撮影しましょう。
(1)カメラを固定させ、ブレをなくしましょう
まず写真撮影の基本ですが、被写体である商品をキレイに磨いてから、いろんな角度で全体を撮影してみましょう。左右上下そして遠近と変えて撮影することで、後でチェックしたときに、意外と良い写真が撮れている場合があります。
各パーツのアップのアングルも必ず撮影しましょう。
サイトへの訪問者は、実際の商品を観ることができないので、細かいところがどのような仕様になっているのかも気になります。伝わりにくい箇所などは、余計に丁寧にアップの写真を添えるのが販売のコツです。
写真撮影の際は、手ぶれを防ぐために出来るだけ三脚を使ってカメラを固定して下さい。特に一眼レフなどの重たいカメラではなく、コンパクトカメラや携帯で撮影するときは、手ぶれが一番の元凶になります。三脚がない場合は、代わりになるものを代用してカメラを固定しましよう。
ピントが会っていない写真は、論外です。
また、商品の背景やまわりにも気にして下さい。余計なものが写り込まないように、できれば無地の紙や生地などをバックしてに撮りましょう。
無地の紙や生地をバックにして撮影すると、写真を加工するときに便利です。Photoshop等の画像加工ソフトを使える場合は、切り抜きなどもしやすくなりますし、写真に文字を入れるときも、邪魔なモノがなくきれいに文字を入れることができます。
(2)包み隠さず全てを正直に撮影しましょう
傷んでいるところなども、包み隠さず写真に撮りましょう。
細かいキズや汚れなどは、その部分をアップにして撮影し、「キズがあります」「汚れあり」と見せることでかえって信用度が増します。
見せたくない部分をへたに隠すと後ほどトラブルの元になりかねませんので、正直に表現して下さい。
(3)光をうまくコントロールすることが大切です
商品写真の質でもっともはっきり善し悪しがわかるのが、光による明暗です。
光をうまくコントロールできた写真とできなかった写真では素人でもはっきりわかるほど雲泥の差がでます。
よく観られる残念な写真は、
- 全体がグレーっぽく薄暗い
- 商品に立体感がなく、全体がのっぺりしている
- 商品の色が実際とはかけ離れた色に写っている
このような写真で出品されているのを見る場合があります。
残念ですがこれでは、購買意欲を沸かすにはほど遠いと思われます。
光を上手くコントロールして使うために覚えておきたいポイントは
- 商品全体に均等に光をあてる(基本になります)
- 商品の一部を明るく、一部に暗い部分をつける(陰影をつける)
のテクニックは習得しておきたいものです。
しかし、なかなかすぐにできるものではありません。では手っ取り早くキレイに撮影するにはどうしたらよいでしょうか?
まずは、太陽光の下で撮影する方法を考えましょう。自然の光をそのまま使うのですが、本来この自然光が一番キレイに写ります。
太陽の下での撮影が無理な場合は、室内でストロボ(フラッシュ)を使った撮影になりますが、こちらは素人ではなかなかキレイな写真を撮るのは難しいものです。
本格的なスタジオを借りて撮影できるのであれば良いのですが、そういう訳にもいきませんし、例え借りても、ストロボの知識が無いと上手くいきません。
そこで、素人でもそれなりの写真の撮影ができる道具を用意します。簡易的な撮影キットや撮影ボックスです。
ネットショップが普及してからというもの、この簡易撮影ボックスの利用がかなり増えたそうです。そのせいもあって、使い方などもネットで調べればたくさんでてきますので、参考にしながら撮影すれば、かなり高品質の写真を撮ることができます。
価格も手ごろなものから色んな種類がありますので、一度チェックしてみてください。
↓このような簡単な撮影ボックスやキットがあります。
(4)使用シーンを想像できる写真を撮る
実は売れる商品写真を撮影するにあたって、これが一番大事だと思います。
つまり、落札者が購入して、使用しているシーンを頭に描けるような写真がベストです。
キレイに撮影するだけで売れる商品もありますが、単純にキレイに撮っただけでは売れない商品も多々あります。
例えば私の場合、バイク用の手袋を出品した時は、単に手袋を置いて撮る(置き撮り)だけではなく、実際にバイクのシートにヘルメットと手袋を置いて撮った写真を数枚加えました。(写真参照・屋外で太陽光の下で撮影)
ちょっとした手間ですが、このような写真を加えたとたん一気に落札が増え完売できました。
おそらく、落札者の方は、シートにヘルメットとグローブがおいてある絵は、その人の日常のシーンの中で想像できたのだと思われます。
使用シーンを想像させる写真を撮るようにするのがコツです。
また、画像加工ソフトを使える場合は、より写真を良く見せるよう加工しましょう。
特に明るさに気をつけて下さい。
よく見かけるのは写真全体が暗いために、実物の色と全然ちがっていたりします。
写真はできるだけ明るい方が、反応が良いと思われます。
商品写真のファーストビューの印象で、閲覧者は逃げていきます
売れるも売れないも写真で決まる!
と考えて間違いありません。何度も言いますが、リアルの店舗とまったく同じなのです。
あなたが、店舗を訪れ商品を見たとき、同じ商品でもある店ではキレイに手入れされディスプレイされているものと、もう一方の店ではホコリをかぶって照明の当たらない薄暗い中においてある商品と、どちらを買いますか?
もちろん前者になると思います。
あなたのサイトの訪問者は、ページを開けたとたんのファーストビューの印象で判断します。
ファーストビューで良い印象がない場合は、内容も商品の説明も読まずページから離れていきます。そのファーストビューのほとんどを占める要素が商品写真なのです。
ですから、ネットショップやオークションで商品を販売する時は、商品撮影に80%の力を注いで売れるページを作って下さい。
そのためには、他の出品者やネットショップをいろいろ閲覧して、上手い見せ方・商品写真を掲載しているところから学びましょう。